きのう、怪獣くんをファミリーサポートに預けて、ノリと勢いで思わずチケットを買ってしまった(生協の個配チラシで…)、ミュージカル「オペラ座の怪人 ケン・ヒル版」を見に行きました。
ミュージカルを見に行くのは、怪獣くん妊娠中の「フォッシー」以来。 久しぶりなので、若干怪獣くんのことが気になりながらも、わくわく。 厚生年金会館もはじめてだったので、楽しみにして行ってきました。 オペラ座の怪人と聞けば、見たことのない人でも、劇団四季の黒いポスターと、ショッキングなあのパイプオルガンの音楽が思い浮かぶのではないかと思いますが、今回行ったのは、それとは別物のケン・ヒル版。 ケン・ヒル版は、劇団四季などで有名なロイド=ウェバー版より10年前に作られたもので、元になる話(ガストン・ルルー原作)は同じでも、脚本も曲も全く違うもの。私は、ポピュラーな方のウェバー版を見たことがないので、どう違うのかはハッキリとは解らないのですが、チラシによれば、ウェバー版はラブロマンス中心、ケン・ヒル版は「愛するが故の悲劇」というテーマやユーモラスな側面を丁寧に描きドラマとして力強い、という違いがあるらしい。 ミュージカルとしては良くまとまっており、こぢんまりとはしているものの、舞台装置もなかなかよく考えられていて美しく、演出も、多彩なギャグがちりばめてあって、かなり笑える一方、心に迫るしんみりする場面もあり、話の展開も解りやすく、曲(ヴェルディやグノー、ビゼー、モーツァルト、オッフェンバックなどが使われていてる)も素敵、衣装も役者も悪くなく、見に行って良かった、という感じ。 ただ、いまいちポピュラーになれない理由は、耳にこびりつくような圧倒的な存在感のテーマ曲のようなものがないという一点につきるのだろうなぁ。 ロングランになり続けるミュージカルって、すぐに歌えてしまうくらいに耳に残る有名曲が、必ずあるもの。 曲自体はどれもよく、アリアもとても美しいのに、なぜなんだろう。 全体として良くできているだけに、それが残念。 (私的には、演出は「ライオンキング」についで良かった。脚本は、内容の深さからいって一番感動的だった。ただ「フォッシー」は別格。) それにしても、フランスって、地下、ホントにすごいことになってるの?昔、藤本ひとみのマリナシリーズでもルーブル美術館の地下の話とかセーヌ川の話とかいろいろがあったけど。あと、話的に「ノートルダムの鐘」の話とかも、似ているような…フランスって、こういう話、多いのかしら? なお、東京厚生年金会館の大ホールは、かなり天井が高く、傾斜がきついのですが、その分前後の幅が狭く、左右の幅も広すぎず、音が二階席の後ろまで届きやすい感じでした。ミュージカルだったので、音響はよくわからなかったけど。 蛇足ですが、来年の1月から劇団四季の「海」でロイド=ウェバー版の「オペラ座の怪人」がはじまるらしい。あらすじを読む限り、今回見たケン・ヒル版の方がよさそうだけど、比較のためにも、また見に行きたいなぁ。 関係ないけど、今回、字幕付英語の舞台だったのに、半分くらいしか聞き取れなかったから、やっぱり、もうちょっと英語も勉強しときたいなぁ。 ところで、怪獣くんは、お弁当とおやつを持たされ、約6時間預けられたわけですが、もりもり食べて、総じて元気に遊んでいたよう。 つい一月前までは、ママべったりで、方面会でもあまりオモチャで遊ばなかったのに、このごろは私そっちのけで、託児の係りの人と遊びに行っちゃう位だから、あまり心配はしてなかったけど。 子供の成長って早いというか、ころころ変わっていくというか。 でも、いい子にしていてくれて助かったよ~♪ありがとう♪
by yyunn
| 2004-11-15 14:05
| 怪獣くんの成長
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